例えば、遠方で一人暮らしをしている姉の認知症がかなり進んでしまい、ケアマネージャーからそろそろ施設を探した方がいいのではないかとアドバイスを受けた。

姉には夫も子もおらず、自分も高齢なので、今後姉の後見人となって生活全般にか関わる様々な手続きを進めていく自信がないし、そのほかに任せる人も見当たらない。

このような場合には、お姉さまの住んでおられる地域の成年後見センターや、コスモス成年後見サポートセンターに相談し、後見人候補者(成年後見人になってくれる人)を探してもらうことができます。

ただし、最終的に後見人を選任する(決める)のは家庭裁判所ですので、推薦を受けた候補者が必ず後見人になるとは限りません。

特に、親族間に紛争があったり、後見の申立をすることについても意見が異なっていたり、また、お姉さまの財産が多額だったり複雑(不動産や株など種類が多いなど)な場合は、専門家の後見人に決まることが多いようです。

以上のような現状を考えると、候補者を後見を申立てするときの様式(申立書)には、確かに後見人の候補者を書くようになていますが、結局書いても書かなくても裁判所が決めてしまいますので、最初から空欄にして裁判所にお任せするのも一つの手ですね。